R&D

TECHNOLOGY

合成生物学と合成化学の融合領域における

独自性の高い有用物質設計・生産技術

ハイテク分野、ヘルスケア分野、エネルギー分野などの産業を中心に、これまで以上に高度なモノ作りのニーズが生じ、それらに応えていく必要があります。一方でモノづくりの現況は、これまで中心的役割を担ってきた合成化学の停滞や期待される合成生物学の伸び悩みに直面しているといえます。世界情勢や企業活動の変遷などの側面もありますが、技術面でのソリューションが益々重要になっています。

SynArtの強みは、合成生物学と合成化学、それぞれが得意とすることを尊重し融合することで、モノづくりを簡略化できることです。そして、こうした視点から構築される化合物設計技術や生産技術、研究開発の過程で得られるライブラリーやデータ情報に基づく独自のデータベースなどが競争の源泉になります。また、技術基盤においては、インフラストラクチャー型のプラットフォームではなく、モノづくりへの応用に特化したデザイン型のプラットフォームを追求します。

これらの技術は、現状の課題や将来のニーズに適合し、モノづくりにソリューションをもたらすことが可能であると信じています。

デザイン・プラットフォーム①
合成生物学と合成化学の融合技術

テーマ毎に成功確度、開発コストや期間などを徹底的に分析し、それらに基づいて合成生物学的アプローチと合成化学的アプローチの配分や基質の選定を行い、プロダクトに至る最適なワークフローをデザインします。

デザイン・プラットフォーム②
化合物設計技術

お客様や自分たちの経験から得てきたニーズ、そして、知見や知識・情報から予測される化合物の機能性や安全性、フィージビリティ等に基づき、融合技術によって実現が期待できる魅力的な化合物をデザインします。

CONCEPT

強みを最大化し、多様なニーズに応えることのできる

リーン型研究開発体制

バイオテクノロジーは昨今の技術革新によって目覚ましい発展を遂げています。並行して、世界的に多くのバイオテクノロジー企業が誕生しました。
先行するこれら企業の多くは、中規模から大規模のプラットフォームを構築し、製品・サービスの提供に取り組んでいます。
一方で、現実には、顧客や市場が求めているニーズあるいは新たな価値に対し、先行企業の製品・サービスが行き届いていないケースがまだ数多く存在しています。その背景には、莫大な投資を必要とするプラットフォーム型の開発体制に起因する、各企業の提供する製品・サービスと顧客や市場のニーズとのミスマッチ(構造的な問題)があると考えています。

SynArtは、一つ一つの製品・サービスに対して適するワークフローが異なってくることを念頭にしているため、リソースを自分たちの強みに集約し、コンセプトに合った先端ツールや要素技術をアウトソーシングする研究開発体制を構築しています。すでに、こうしたツールや技術を更新しながら提供してくれる魅力的な企業群が身近に存在します。このリーン型研究開発体制によって、応用研究を追求することができ、これまで困難であった多様なニーズに柔軟に対応することが可能になります。